産業医の仕事

西新宿で数学の塾を経営している友人に頼まれて、その会社の産業医を引き受けることになりました。

5年前に産業医の資格をとったときに、「産業医が必要になったら手伝うよ」と言っていましたが、その後5年たち、会社で働く従業員が50人以上になって、産業医の選任が義務づけられる人数になり、今回の依頼となりました。

産業医は『労働者の健康を保持し、健康と労働の両立を図る』のが仕事です。

1.健康管理

2.作業管理

3.作業環境管理

4.健康教育、健康相談

などが具体的な仕事になります。

今でも、十分忙しいのですが、月に一回新宿に通勤できること、病気の治療ではなく、病気の予防や健康の維持、という今までとはかわった経験ができるので、ちょっとわくわくしています。

さっそく15日にでかけてきて、その会社の衛生管理者や理事長と打ち合わせをしたり、健康相談の申し込みのあった方と30分ほど面談をしました。

最近の職場は、パソコンを使う時間が長いので、肩こり、腰痛やメンタルヘルスが問題になることが多いようです。

カテゴリー: メンタルヘルス, 医療一般 — admin 11:48 PM  コメント (0)

痛みとストレス

「痛みって、ストレスと関係あります?」

診察室に入るなり、挨拶する間もなくSさんが沈んだ顔をして質問されました。

「大いにありますね。ストレスを感じているときは交感神経が高まった状態になるので痛みは強く感じますよ」

「あ~、やっぱり。ちょっとうちで大変なことがありましてね。とたんに、左肩から腕がものすごく痛くなったんです」

Sさんは、頚椎症で背中や腕の痛みのために星状神経節ブロックで治療をしていて、最近は痛みもなくなって、3週間に一回治療を続けているという状態でした。

すぐに星状神経節ブロックをして、次に来院されたときはまたもとの痛みのない安定した状態に戻っていました。

ご自分でもストレスの原因となった心配事を解決するよう努力したり、気分転換に努めたということでした。

「夫と口げんかしたら、腰がいたくなっちゃった」「会社がリストラの計画をだしたのを知って、せっかく楽になっていたのに、また痛くなりました」などなど、痛みとストレスが関係しているなぁと感じる例はたくさんあります。

星状神経節ブロックは、痛みを直接とる働きがあるのと同時に、ストレスに対して強くなる(ストレス耐性をあげる)効果もあるようなので、痛み治療に有効なのだろうと思っています。

産業精神衛生研究会に行って来ました

日曜日の9:00から17:30までと一日がかりの会だったので、ちょっと億劫だったのですが、産業精神衛生研究会に行って来ました。

池袋にある帝京平成大学という大学の大きな階段教室に座って、大学生にもどったような気分で話を聞きました。

ストレスマネッジメント技法や認知行動療法についての話はとてもおもしろくて、毎日の診療に役に立ちそうな内容でした。

午後からは、あまりおもしろくなくて、眠気との闘いです。

専門分野ではなくても、声がはっきりしていて、話し方が明快だったり、話のフォーカスがはっきりしていると、わかりやすくて、内容にも興味を惹かれるのですけどね・・・

8時間の研究会の中で、一つでも役に立つ話を聞けて、少しでもこれから調べてみたいと思うようなテーマが心に残れば、じゅうぶん満足できます。

カテゴリー: メンタルヘルス, 学会・研究会 — admin 11:10 PM  コメント (0)