帯状疱疹はうつる?

帯状疱疹は、子供のころにかかった水痘(みずぼうそう)のウィルスが、水痘が治った後に、神経の根本に潜んでいて、後年免疫力がおちたときに、神経の中で再活性化して発症する病気です。

神経の中を通って、皮膚に水疱を作るので、神経が刺激されて激痛を起こすのです。

さて、帯状疱疹にかかったときに、人にうつりますか?と質問されることがあります。

帯状疱疹のウィルスは水痘のウィルスと同じなので、水痘にかかったことのない人にはうつって水痘を発症させます。

だから、まだ水痘にかかってない赤ちゃんにはうつるので、近づかないほうがいいでしょう。

大人にはうつらないと思っていていいです。

でも、それは、大人だからかからないのではなくて、ほとんどの人は子供のうちに水痘にかかっているからです。

子供の頃、水痘に罹ってない大人が、帯状疱疹の人と接すると、水痘を発症します。帯状疱疹の人からうつって帯状疱疹ができることはありません。

水痘のウィルスは感染力が強いので、水痘に罹ってない大人はいないと思っていていいだろうと思っていたら、最近みえた30代の患者さんは、つい最近、水痘に罹ったそうです。

子供の時に水痘に罹らなかった人がやっぱりいるんですね。

カテゴリー: 帯状疱疹 — admin 12:58 AM  コメント (0)

連休あけ

連休明けの6日(木)は、帯状疱疹の患者さんが4人も新患でみえました。

30代から60代まで、発症から2週から4週目で痛みが強い方ばかりでした。

最近、帯状疱疹でうちを受診される患者さんが少しずつ増えています。発症から早い時期で受診してくださるので、嬉しいです。すっかり帯状疱疹後の神経痛ができあがってしまってからでは、ペインクリニックといえども痛みの治療は難しいからです。

皮膚科や内科からの紹介でみえるかたも多くなってきているのは、とてもいいことだと思っています。

カテゴリー: 帯状疱疹 — admin 11:23 PM  コメント (0)

帯状疱疹後神経痛の治療薬

帯状疱疹後神経痛は、神経障害性疼痛の一種で、いったんできあがってしまうと、治療するのはとても難しい痛みです。

神経が障害されて脊髄に痛みの信号がたえまなく伝わると、脊髄の痛みの伝達経路や伝達様式が変化してしまい、通常の鎮痛薬では痛みがとれない状態になってしまいます。

痛みを感じる原因が脊髄や脳にあるので、帯状疱疹後神経痛の治療薬は抗うつ薬や抗てんかん薬、抗不安薬などのように、中枢に作用する薬が使われます。

3年ほど前に治験を行っていたプレガバリンが、やっと厚労省で帯状疱疹後神経痛治療薬として承認されることになりました。

この治験に参加してくださったある患者さんは、長年いろいろな治療を受けてきたが、この薬が一番効果を感じるとおっしゃっていました。

この薬をもってしても、完璧に痛みをとることはできませんが、今までよりはずいぶんらくな状態を作ることはできると思います。

帯状疱疹後神経痛に悩む患者さんにとっては朗報です。

カテゴリー: 帯状疱疹, 慢性疼痛 — admin 6:55 PM  コメント (0)

帯状疱疹

帯状疱疹は、いきなり水疱が出るときと、痛みが先にでて、そのあと水疱がでてくるときの二つのパターンがあります。

痛みだけだと、整形外科に駆け込むことが多いようです。

水疱がでてないと、「帯状疱疹」の診断はなかなかつきません。痛みだけの時に診断がつかないのはしかたのないことです。

中には、帯状疱疹の痛みは尋常じゃないので、もしかしたら帯状疱疹かもしれないと言ってくれる経験豊富な医師もいます。

痛みだけの時は、整形外科では、レントゲンをとって、「頚椎のここが狭いので痛いのでしょう」とか、「老化で骨が変形しているのが原因でしょう」などと言われます。

それでも、水疱が出て、すぐに「帯状疱疹」とわかって、皮膚かなり、内科なり、ペインクリニックなりに紹介してもらえれば問題はないのですが、今日みえた帯状疱疹の患者さんは、水疱が出た後も整形外科でぎっくり腰という診断の元に、ずっとリハビリを受けていたそうです。

水疱があっても、気がついてないのですから、当然抗ウィルス薬も投与されていません。

皮膚科に行くようにと言われたのは、水疱が出て、1週間もたってからでした。

皮膚科では初期治療をするには、日にちがたちすぎていたので、すぐにうちに紹介の電話がかかってきました。

水疱のないときに、帯状疱疹の診断がつかないのは仕方のないことと思いますが、水疱がでてからも、ぎっくり腰だろうといって、治療を続けるというのは、非常に困ったことだと思います。

カテゴリー: 医療一般, 帯状疱疹 — admin 10:55 PM  コメント (1)