今日は、杖なしですか?

診察中の電子カルテの画面に、受付からのメッセージがポンと表示されました。

「Aさん、つえなしで歩いてます。初診の時は、車いすお貸ししましょうか?と声かけるくらいふらふらで歩けませんでした。すごいです。うれしいですね!検査結果あります」(原文のまま)

若い頃から腰痛もちのAさんは、以前腰椎椎間板ヘルニアと腰椎の変形を指摘されたことがあります。

2ヵ月前の12月初旬にぎっくり腰で腰が痛くなり、12月下旬には、1-2分の距離が歩けなくなり寝込んでしまいました。

1週間前に、Aさんから受診希望の電話があり、動けないほどの痛みということで、すぐに来てもらいました。

その時は杖にすがるようにして、一歩一歩ゆっくり歩いて診察室に入ってこられました。受付では、見かねて「車いす使いますか?」と声をかけたんだそうです。

腰部硬膜外ブロックで治療して、安静時間が終わっても痛みは取れていなくて、タクシーに抱えるようにして乗せてあげなければならなかったので、硬膜外ブロック効かないのかなと心配していたのですが、1週間目に来院された時の様子が、冒頭の受付からのメッセージです。

背中をのばして普通にさっさと歩いて診察室に入ってこられたので、ほんとにびっくりしました。。杖はつかずに手にもって。

「え~・・・今日は杖いらないんですか!!」

「はい、治療後3日目くらいから楽になって、まだ痛いんですけど、動けるようになりました。杖は持ってきたんですけど、いりません」

とっても嬉しくて、鳥肌がたちました。

1回のブロックでこんなによくなっているので、もっとよくなりますよ。

といって、2回目の硬膜外ブロックをしました。

カテゴリー: 治療効果, 腰痛 — admin 11:03 PM  コメント (0)

雪が降ると

「雪かきしても腰が痛くならなかった。去年の雪の時はたいへんでね・・・」

と、腰痛の治療をしている複数の患者さんに期せずしてまったく同じことを言われました。

ぎっくり腰のように急性の痛みは、すぐよくなるので、治療の効果を実感してもらえますが、『何年来の腰痛』などのように慢性の痛みの場合、どのくらいよくなっているか普段の生活の中ではあまり自覚できないことがあります。

雪が降ると気温も下がるので、痛みはたいてい強くなります。それに加えて、雪かき、雪道を歩くなどといった、ふだんとは違う動作で痛みがでることもあります。

東京では雪はひと冬にせいぜい1回か2回なので、雪がふったときのことはみなさん印象深く記憶に残るようです。

それで、去年の雪かきのあとは、動けなくなるほど痛みが強くなったが、今年は平気だったとか、冷え込んでも痛くならなかった、等々、嬉しい言葉が聞けることになります。

普通なら痛みが強くなるできごと(雪が降るとか)で痛みが強くならないと、「あぁ、今でもまだ時々痛みを感じることがあるけど、前よりずっとよくなっているんだぁ・・・」と自覚してもらうことができるのです。

カテゴリー: 治療効果, 腰痛 — admin 10:23 PM  コメント (0)