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帯状疱疹

帯状疱疹は3週間から1ヶ月もするとほとんどが自然に治るのですが、非常に痛みの強いことと、「帯状疱疹後の神経痛」という後遺症を残すことが問題です。

痛みは、消炎鎮痛薬(ロキソニンやボルタレンなど)がかなり有効ですが、神経ブロックはさらに有効です。
また、帯状疱疹に神経ブロックをする意味は帯状疱疹後の神経痛を予防するためです。疱疹ができたらなるべく早く(できれば2週間以内に)神経ブロックをしておくと帯状疱疹後の神経痛になりにくいと言われています。

帯状疱疹後の神経痛に移行するかどうかは、いろいろな要素が関係しています。
1. 疱疹のできた部分の皮膚感覚の低下の度合い
2. 疱疹の重傷度(疱疹がびっしりできたか、数個しかできなかったかなど)
3. 年齢(高齢になるほど神経痛が残りやすい)
4. 基礎疾患があるか(糖尿病・癌・ステロイド服用中
5. 帯状疱疹のできた部位

帯状疱疹後の神経痛がなぜ問題かというと、普通の痛み止め(消炎鎮痛薬)が効かないことと、一旦なってしまうとなかなか治療することが難しいということです。

すべての人が神経痛を残すわけではありませんが、早期の神経ブロックによる治療がお勧めです。もし神経痛の後遺症が残ってしまっても、神経ブロックや抗うつ薬などの治療で軽減することがあります。