最近のリウマチの治療

杉並区にある河北総合病院のリウマチ・関節・膠原病センターが主催している研究会に行ってきました。

いくら痛みの治療を専門にしているとはいっても、原因がリウマチでは、ペインクリニックで治療することはできません。

西荻ペインでリウマチの疑いの患者さんを、このリウマチセンターに紹介をして、みてもらったときに、どの患者さんもかなりよくなっていきました。

リウマチというと、わたしが学生や医者になりたてのころは、消炎鎮痛薬やステロイドをたくさん使い、あまりよくならず、副作用もあり、治療は難しい病気でした。

生物製剤が使われていることは耳にしていましたが、どんな治療法が今行われているのか興味深々で、研究会に参加してきました。

新しい治療薬がいろいろ開発されてきて、10年前には、寛解+症状が軽度の患者さんは、20%くらいだったのが、近年では約半数以上の患者さんが、寛解+症状が軽度の状態にまで治療ができるというお話でした。

早く病気をみつけ、治療を早く開始することで、関節の破壊、変形がすすまず、日常生活が普通に送れるようになるんですね。

わたしがリウマチの治療をすることはありませんが、他の領域でどんな治療がされているかを知っているのは大切なことだと思っています。内容の充実した研究会でした。行ってよかった。