塩野義製薬で講演してきました。

タイトルは『ペインクリニックにおける薬物療法』

最近注目されているサインバルタという新しいタイプの鎮痛薬の話を中心に進めました。

サインバルタは塩野義製薬の製品ですが、薬を医師に紹介して営業をしておられるMRの方たちは、臨床でどのように使われているかを知るチャンスがないということで、効果や副作用、使い方の工夫などを話しました。

サインバルタは、SNRIというタイプの薬で、痛人間の身体が自然に備えている、下行性抑制系という鎮痛システムを強化する働きをもっています。

ペインクリニックで多く扱っている神経障害性疼痛の鎮痛薬としてとても効果があります。

このサインバルタは、国際疼痛学会のガイドラインでは、以前から第一選択薬だったので、私は以前から多く使ってきましたが、日本では今年、慢性腰痛症の保険適応が許可されたので、注目されて一気に広がった感じがあります。

講演会は、19:15から1時間。皆さん仕事後のお疲れのところ、熱心に聴いてくださって、質問もたくさんでて、とても満足のいく講演になりました。