「日々のできごと」カテゴリーアーカイブ

ぎっくり腰にびっくり

ぎっくり腰を経験しました。初めてです。今まで一度も腰痛を感じたことはありません。

一日中片付け物をした日のこと。腰が重いなぁと思いながら湿布でも貼ればすぐなおるかなと思っていました。その翌日、物を持ち上げようとちょっと腕を伸ばしたとたんに、腰にギクッと痛みが走りました。

前かがみができない。腰をひねることができない・・・

まっすぐ立っているのは問題ないのですが、車を運転するときのハンドル操作も、引き戸をしめる操作も、腰にひびきます。上半身を使うだけの普通の動作でも腰の筋肉を使っていることがわかりました。

始業前に、櫻井先生に超音波を使って腰のファセットブロックをしてもらいました。すぐに痛みは半分くらいになって、通常の勤務はできましたが、その日の夜はまだ寝返りが打てませんでした。

3日連続で神経ブロックをしてもらって、4日目には、ゴルフができるまでに完璧に回復しました。

腰痛の患者さんの治療をたくさんしていて、喜ばれているので、ペインクリニックの治療が有効だということはわかっていましたが、こんなに効くとは思っていませんでした。

痛みがなくなることが、こんなに嬉しいものかと思いました。

腰は文字通り、体の『要』、頭痛や腕の痛みもたいへんだけど、動くことができない腰痛は大変です。腰痛の患者さんの大変さ、治療でよくなることの嬉しさを実感した4日間でした。

 

 

最近のリウマチの治療

杉並区にある河北総合病院のリウマチ・関節・膠原病センターが主催している研究会に行ってきました。

いくら痛みの治療を専門にしているとはいっても、原因がリウマチでは、ペインクリニックで治療することはできません。

西荻ペインでリウマチの疑いの患者さんを、このリウマチセンターに紹介をして、みてもらったときに、どの患者さんもかなりよくなっていきました。

リウマチというと、わたしが学生や医者になりたてのころは、消炎鎮痛薬やステロイドをたくさん使い、あまりよくならず、副作用もあり、治療は難しい病気でした。

生物製剤が使われていることは耳にしていましたが、どんな治療法が今行われているのか興味深々で、研究会に参加してきました。

新しい治療薬がいろいろ開発されてきて、10年前には、寛解+症状が軽度の患者さんは、20%くらいだったのが、近年では約半数以上の患者さんが、寛解+症状が軽度の状態にまで治療ができるというお話でした。

早く病気をみつけ、治療を早く開始することで、関節の破壊、変形がすすまず、日常生活が普通に送れるようになるんですね。

わたしがリウマチの治療をすることはありませんが、他の領域でどんな治療がされているかを知っているのは大切なことだと思っています。内容の充実した研究会でした。行ってよかった。

 

 

紫陽花

わたしの誕生日の日に、クリニックに紫陽花が届きました。

存在感があるのに、とても控えめ。小さい花どうしが寄り添っているからでしょうか。

クリニックでしばらく眺めたら、外にだしてあげましょう。雨の中で紫陽花は、いっそう生き生きとした表情をみせてくれることでしょう。SAMSUNG

 

 

花冷え?

今年はいつまでたっても寒いですね。

昼間は、春を感じる陽気ですが、夜になると急に冷え込みますね。

普段は、車で通勤しているので、あまり気温の変化も意識しないのですが、電車で出かけるときは、何を着るか悩んでしまいます。

昼のぽかぽか陽気に惑わされないように、時間ごとの予想気温を確認してでかけます。といっても、オーバーを着るわけにいかないし、気温的には、タートルネックのセーターでもいいくらいなのに、やっぱり4月の声をきくと、ちょっと薄着でやせがまん・・・ということになってしまいます。

冷え症、寒がりのわたしには、今年の春はちょっと厳しい毎日です。

台風26号

10年ぶりの大型台風ということで、かなり警戒していましたが、早朝の豪雨に続いて、出勤するころには暴風となり、そして、あっというまに通り過ぎてしまいました。

伊豆大島のほうでは、台風としては犠牲者もかなりの数にのぼったようですね。自然の猛威にはなすすべなし、という感じですね。ご冥福をお祈りします。

午前中、首都圏の電車が、中央線も山手線もほとんど止まってしまいました。こんなに全部運転見合わせというのは、めずらしいですね。予約の患者さんは、ほとんどキャンセルかしらと思っていたら、遠くから車でいらした方や、電車がとまっていたのでバスをのりついで来ました、という患者さんたちが少しずつ集まってきました。

普段の3分の1くらいの患者さんで、ゆったりとした診療で、静かに時間が流れていて、理想的なペインクリニックという雰囲気の午前中でした。