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長良川のかがり火

今年のペインクリニック学会は、岐阜市の国際会議場でした。

岐阜市というと、だいぶ遠いイメージがありましたが、名古屋から電車でたった20分!しかも、電車の本数も多い。東京-新宿という感じです。

会場は岐阜駅から遠くて、ちょっと不便でしたが、会場近くの長良川沿いの旅館に宿がとれたのは、幸運でした。

夕暮れの長良川を眺めながら「長良川の戦い」の道三や、信長のいた戦国時代に思いを馳せていました。

日が沈むころには、たくさんの鵜飼の船が動き始めました。

鵜飼の船のかがり火は想像以上に大きく、真っ暗闇の川にうかぶオレンジ色の炎は、旅館の7階の窓からもその迫力を十分に感じとることができました。

一人きりでみるにはほんとうにもったいない夜の景色でした。

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講演するということ

6月28日の夜、

『ペインクリニックにおける薬物療法』

-痛み治療におけるデュロキセチンの位置づけ-

という題目で講演をしてきました。

場所はヒルトン東京の一室。杉並区の整形外科、脳外科、内科の先生方が集まってくださいました。

ちょうどいろいろな仕事が一度に重なった忙しいときだったので、準備のためにスライドを作っているときは、引き受けなきゃよかったなぁ・・・と少し後悔していたのですが、文献を調べたり、沸いてきた疑問を調べたりしているうちに、経験からこうだろうと考えていた漠然としていたものが、だんだんくっきりとしてきて、腑におちるというか、納得できたというか、頭の中がすっきりする感じになりました。

「情けは人のためならず」ということばが、頭に浮かんできました。

「講演会は人のためならず」

人前で講演をするということは、自分自身のためでもあるんですね。知識の整理ができて、良いチャンスをいただけたなぁと思いました。